“信用”と“信頼”

「子どものこと信じる」と言うとき、それは“信用”だと思いますか。それとも“信頼”だと思いますか。

“信用”と“信頼”を意識したことはあるでしょうか。

“信用”とは、過去の実績や成果に基づき証拠によって信じること、つまり信じるかどうかに条件があるということです。一方、“信頼”というのは証拠など無しに信じて頼りにすること、つまり無条件で信じるということです。

そして、“信用”は「過去」を見ているのに対し、“信頼”は「未来」を見ています。

お子さんが「学校へ行くから」信じるのでしょうか。「勉強をするから」「ゲームを制限された時間で守るから」「規則正しい生活をするから」信じるのでしょうか。それは、子どもを“信用”するということです。子どもは敏感です。親から“信用”されているか、“信頼”されているか、気付いています。

お子さんは、親が思っているよりも、驚くくらい自分のことを考えています。自分の将来に不安を感じながらも一生懸命考えています。もし、わが子はそんなことはないと思うなら、それは、お子さんがそこまでの心の元気を失っているのかもしれません。そんなときに大切になってくるのが“信頼”ではないかと思います。

お子さんとの関係性を築くとき、大切なのは“信用”なのか“信頼”なのか。お子さんを信じるということを“信頼”することへと変えませんか。

それと同時にまた、お母さん自身がご自分のことを“信頼”しているでしょうか。

自分がしてきた子育てを「学校へ行けなくなった」という条件で、自分を信頼できず責めていませんか。

今まで、自分のことより子どものこと、家族のことを考えてきた、そんな自分を認めて“信頼”しましょう。

そして、悩むほどに子どものことを考えている素敵なお母さんであることを信じませんか。

見る方向を「過去」ではなく、「未来」へ向けてみましょう。

みらぽてスタッフは、お子さんを“信頼”していくお手伝いもいたします。いつでもお気軽にご相談ください。

Nanairo flowerブログ

副理事 矢野のブログ。
日々の思ったこと、感じたことをつづっています。